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武田石翁の毘沙門天です。筆者プロフィールの毘沙門天とは一味違う動きです。 |
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右に野島崎灯台、左は海鮮バイキングで人気のホテル |
房総半島先端に野島崎灯台があります。
南総里見氏の初代里見義実が結城合戦に敗れ、1441年頃三浦半島から白浜野島岬に渡ってきて白浜に居城を構えたとか。その碑がたっています。近くには、伊豆から安房にわたってきた頼朝公が願掛け中、突然の時雨に身を寄せた窟屋が「頼朝公の隠れ岩」と称して、大蛸を海神として祀っています。
窟屋の中には大蛸が海神として鎮座しています |
野島崎灯台の手前に厳島神社があります。この境内右手に、江戸末期石工名人・武田石翁の七福神が並んでいます。見事です。ただし、弁財天は本堂の中におられて、拝観できるのは六福神です。どんなに美人に彫られているのでしょうか、気になります。
右から毘沙門天・寿老人・布袋・恵比寿・大黒天・福禄寿 |
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寿老人 |
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布袋 |
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恵比寿 |
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大黒天 |
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寿老人 |
口を開けて並べてあります。
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御利益あらたかとか |
「ぶらぶらすれども落ちもせず、金があれども通用せず、竿があれども干しもせず、金があれども光なし、縫い目あれどもほころびもせず、玉があれどもうてもせず、天をあおぐこともなし」だけれど子宝に恵まれるご利益ある祠也とか。
3.崖観音
内房館山市舟形にある真言宗智山派の大福寺は、崖造りの観音堂で有名です。
磨崖仏の十一面観音は平安期中頃と推測すると書かれています。尊顔は摩耗して拝見できません。
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頭頂に6面の佛面、左手水瓶持ち、左肩から右脇に流す条帛など古式の様相 |
宝暦2年(1752)に現鴨川市打墨村で生まれた、初代武志伊八郎信由は波の伊八とも呼ばれた彫物の名工である。鴨川市郷土資料館に特別展示室があって、初代から五代までの作品や関連資料を展示している。手持の写真データがみつからないので、千葉県観光物産サイト「波の伊八コース」で作品をご覧ください。
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