2008/11/14

5.北総石仏 小林Ⅴ最終回

5-1.西福寺 いよいよエンディングが近いです。猿田彦神社前の道を向かって左に進めば少しで右手に西福寺です。参道入口左手に4+1体の石仏です。手前の小さな石造物は判然としません。左から享保十四年(1729)の十九夜念仏供養塔、文政十年(1827)の六十六部供養塔、年代不明の如意輪観音、延宝七年(1679)の十九夜塔が迎えてくれます。 門柱のような形で一石三体彫りの六地蔵が建っています。四面のうち三面だけに像が彫られ左右対で六地蔵として出迎えてくれます。なんだか可笑しく思えました。 これは高さが2.6mもある享保十一年(1726)の六十六部読誦塔です。デカッ。左面に延宝七年(1679)雑経一万巻、右面に享保十一年(1726)天台融通念仏一億と刻まれています。立派! 5-2大日堂 はっきり言ってたどり着くには地図を見ても判然としません。一見したところ三方を崖に囲まれた空き地のように見えます。 墓地の大幅な改修が行われていて空き地の中に墓石が立っています。プレハブ小屋のようなものが大日堂でしょうか。墓石の合間の見つけにくいところに石仏が置かれています。 写真の左端自然石はどうも故人のお墓のようです。その隣を右に明治十七年日記念仏塔、同じく宝暦九年(1759)の日記念仏塔です。その右はが元禄十六年(1703)の十九夜塔です。 これで北総石仏 小林編はおしまいです。 大日堂は、墓地の整理がされて判然としない。地元の方におたずねいただきたい。

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